腰椎椎間板ヘルニア(頸椎・胸椎椎間板ヘルニア)

2022.09.08

こんばんは!

東京の荒川区東尾久にある ふくろう針灸院 併設 整体ふくろうです!

今回は、「椎間板ヘルニア」について書いていきます。

首や背中でも起こる事がありますが腰で起こる事が多く、「腰椎椎間板ヘルニア(腰椎ヘルニア)」という言葉で聞いた事が多いかと思います。

 

そもそも椎間板ってなに?

椎間板は、背骨を構成している一部です。
背骨は一本の骨で構成されているわけではなく、「頸椎(7個)」「胸椎(12個)」「腰椎(5個)」「仙骨」「尾骨」と「椎間板」で構成されております。(一部割愛)

「椎間板」はそれぞれの骨の間にあり、クッション材としての働きをしています。

 

ヘルニアの意味

ヘルニアは、機器(体内の器官)がもとの位置から脱出・逸脱している状態を意味する医療用語です。
語源はラテン語で、「突き出た臓器」という意味があります。

 

発生する部位と原因

起こる場所は「腰」が特に多いです。次いで「首」が多くなります。「胸椎」に関しては他2つに比べるとかなり少なくなります。

発生する原因としては、不良姿勢での動作や作業が多く、発生部位に負担を多くかけていることが原因となります。

重い物を持つことが多かったり、中腰の姿勢が多い、同じ体勢でいることが多い人は「腰」に
デスクワーク、手元で細かい仕事をする、姿勢の悪い状態で座りっぱなしの方は「首」に出やすくなります。

加齢とともに変成が起こり、大きな要因がなくても30代から徐々に増えてくると言われています。

 

 

椎間板ヘルニアの症状

椎間板ヘルニアというのは、背骨のクッションである「椎間板」が本来あるべき位置から逸脱している「ヘルニア」の状態であることです。
このヘルニアの状態になった時に、背骨から出ている神経に椎間板が干渉・圧迫し症状が出てきます。

起こる場所によって、出る症状は様々です。

腰椎(椎間板)ヘルニア
→腰や臀部、下肢(脚)の放散痛、しびれ

頸椎(椎間板)ヘルニア
→首や肩、上肢(腕)の放散痛、しびれ

胸椎(椎間板)ヘルニア
→下肢のしびれや脱力感(脚の痛みが出ることはほぼなし)、背部や脇腹の痛み

 

基本的には各部位に強い痛み、放散痛(原因部位と離れたところに出る痛み)、しびれ、場合によって感覚鈍麻(感覚が鈍くなる)が起きます。

ヘルニアが重症な場合には、筋力の低下、排尿障害、歩行障害なども生じその場合には手術が必要になってしまいます。

 

治療法・緩解するまで

強い痛みやしびれがある時には安静にし、痛みが治まってから、運動や温めることなどで血流改善を行い少しずつ状態を改善させていくものになります。

症状が強いもの・状態の悪いものは短期間で良くなりにくいです。3か月~半年、場合によっては1年以上かかるものもあるので長い期間の治療・施術が必要です。

 

鍼灸施術で期待できること

神経圧迫があるヘルニアでは、神経部分の炎症と支配神経(背骨から出ている神経が管轄している身体の区域)沿いの血流量の低下が起こってしまいます。

それによって、筋力低下、感覚鈍麻(感覚が鈍くなる)、痛み、しびれが起きてしまいます。

施術することによって、炎症を抑え痛みやしびれの回復を補助、血流を良くし筋力低下や感覚鈍麻を抑えることが期待ができます。

ただし、すぐに状態が良くなるものではないので、月単位(場合によっては年単位)の長い期間での施術が必要となります。

 

 

首や肩、背中や腰の強い痛みと、しびれや感覚が鈍いと感じたら、もしかしたら「椎間板ヘルニア」の可能性があるので、整形外科がある病院で一度診てもらう事をお勧めします。

 

なにか気になる症状がありました、お気軽にご相談ください。^^

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