こんばんは!
東京の荒川区東尾久にある ふくろう針灸院 併設 整体ふくろうです!
本日は「五十肩」について書いていきます!
一般的には五十肩、四十肩と呼ばれていますが、正式名称ではありません。
正しくは「肩関節周囲炎」と呼びます。海外では「フローズンショルダー(frozen shoulder=凍結肩)」などと呼ばれています。
主に、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の筋肉に炎症が起こり、痛みと可動の制限が起こるものになります。
医学的には原因は不明といわれています。
が、今までに肩関節周囲炎になった方の話を聞くと、肩や腕を多く使ってきたり負担をかけてしまい蓄積疲労からくる体の防衛機能なのでは?と個人的には感じられます。
大きく分けて、炎症期、拘縮期、回復期の3つの状態に分けられます。
夜間痛、安静時痛が特徴とされています。とにかく痛くて、寝ようと思っても痛い、動かしても痛い、安静にしてても痛いと、とても辛い状態です。症状は変化しますが、約2週間程、痛さに悩まされます。
炎症期での夜間痛、安静時痛が徐々に落ち着き、可動痛、可動制限が主な症状となります。強い痛みは落ち着いてきますが、動かす事での痛みと過緊張により、後ろ手にできない結帯動作(後ろ手に腰元で紐を結ぶ動作)、バンザイや肩を上げるといった結髪動作(後頭部で髪を結う動作)をとることが出来ないという特徴があります。普段の服の脱ぎ着でも思うように出来ずストレスとなるでしょう。
拘縮期で痛みや過緊張により結帯動作・結髪動作が出来ない状態から、徐々に可動痛、可動制限が改善してくる期間です。期間は数か月~数年と長いですが徐々に軽快していきます。
炎症期はおおよそ2週間、拘縮期は2週間~1年、回復期は6か月~数年と段階を踏んでいき徐々に症状がなくなっていきます。
何故期間が幅広いかというと、個人差が大きい為です。完治まで早い人は半年、長い人で数年かかると言われています。
炎症期では、痛み、炎症を抑えるために安静が第一です。無理に動かすことで痛みや炎症が収まらない状態になってしまいます。
拘縮期では、回復を早めるために肩周囲の運動を開始し、筋肉の循環を良くしていきます。
痛みはある状態ですが、無理のない範囲で運動することは、筋力低下を防止、筋緊張の緩和から、可動制限を早期回復する事が期待できます。
痛みがあるからと運動を怠ってしまうと予後が悪く、痛みが完全に無くなってから運動を開始すると回復が遅くなってしまいます。
運動のタイミングは、痛みの強さと相談しながら行うことが大事です。
代表的な運動としては「コッドマン体操」というものがあります。
これは「振り子体操」「アイロン体操」とも呼ばれています。
身体を少し前にかがみ、腕がだらんと力を抜いた状態にします。手には軽い重りを持ち、その重さで自然と腕が振られるように動かしていく体操です。
(気になる方は、動画サイトで検索するとわかりやすいものが出てくるので、そちらを検索ください。)
他には、肩の保温をすることも大事です。急性期の強い炎症がある場合は除きますが、それ以外では冷やさないこと、温める事で筋肉の血流を促進する事も大事です。
肩の運動を積極的に行わずとも3~4年程度(個人差あり)で自然と緩解していくことが多いといわれていますが、場合によっては可動制限が残ったり、肩に何らかの症状が残ってしまうこともあります。
突然肩が上がるような事はないですが、少しずつ変化していくのものなので根気強く肩の運動していくことが大切です。
腱板断裂、肩関節石灰沈着、インピンジメント、烏口突起炎、上腕二頭筋長頭腱炎、関節包炎、など肩に関わる症状は様々あります。
強い痛み、いつもと違う痛み、長引く痛み、などがある場合には、病院に行きしっかりと鑑別して治療をしていくことが大事です。
肩周囲の筋緊張を緩和させること、血流を良くする事で回復を早める事や、痛みを緩和させるお手伝いができるのではないかと考えます。
数回来ただけで「肩が上がります!」「痛みが取れます!」と、いう事は言えませんが…
状態、症状によって様々ですので一度ご相談いただけたらと思います。
気になる症状がありました、お気軽にご相談ください。^^
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