梅雨の季節と湿邪(しつじゃ)

2021.06.17

こんばんは!

ふくろう針灸院です。

じめじめした暑い季節がやってきましたね~

 

今日はこの梅雨時期に体調を崩す原因の「湿邪」について書いていきます。

 

そもそも湿邪ってなに?

湿邪(しつじゃ)とは…梅雨時期のじめじめとした湿度や温度によって体に悪さをする気(外気によるストレス)の事を言います。

よければこちらもお読みください → 湿邪(しつじゃ)とは

 

この「湿邪」の影響を受けた時に東洋医学の「脾」の働き(胃腸の働き)を悪くし、以下の様な症状が出てきやすくなります。

  • 発熱
  • 頭痛、頭重感
  • 四肢や、身体のだるさ、重さ
  • 胸やお腹の張り感
  • 食欲不振
  • ふらつき、めまい
  • 一時的な聴力の低下
  • 下痢
  • むくみ

よく「頭痛や、身体がだるくなるのはこの湿度と気圧のせいだ」なんてこの時期には言ったりもしますが、それが「湿邪」だと思って良いでしょう。

 

  • 冷たい飲食物
  • 脂っこいもの
  • 甘いもの
  • お茶
  • お酒

このようなものを多く摂ってしまうと身体の調子は一向に上がらず、いわゆる夏バテの状態になってしまうので注意が必要です。

 

西洋医学的に言うと、温度と湿度のストレスを受け続けているせいで交感神経が優位な状態が続き、自律神経が乱れてしまいます。
また、クーラーの冷たい風の浴びすぎも自律神経が乱れる原因となるのでご注意ください。

身体はのぼせている様な状態なので、頭や首元を冷やす事で副交感神経が優位になりやすく、胃腸系の働きも良くなりやすいです。
湿邪にやられたかな?夏バテかな?と思ったら、冷たい物などを多く取らずに頭や首を冷やすようにしましょう。

 

「邪」(外因)の種類

それ以外にも各季節にも邪があり、「外因」とも呼ばれます。

春 → 風邪(春の温かい陽気を過剰に受けた時・カゼををひく)
夏 → 暑邪(夏の暑すぎる様な温度を浴びた時・熱中症)
秋 → 燥邪(秋の乾燥した空気を吸い込み過ぎた時・乾燥肌や咳)
冬 → 寒邪(冬の寒い気温の中過ごした時・冷え性)

こういった邪もあり、複合している場合もあります。

※それに加えて、熱が暑邪を越えて更に身体を害した場合には「火邪」というのもあり、風、暑、湿、燥、寒、火、の6つ邪を「六淫(ろくいん)」と呼んでいます。

 

人間の体は季節の変わり目に身体を変化させておりストレスを感じています。

ストレスが多くかかることで様々な身体の不調が出てくるので、その前に身体の状態を整えたり対応することがとても大事です。

 

何か気になる症状がありましたらお気軽にご相談下さい^^

 

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